高圧ガス保安活動促進週間の活動の一環として、高圧ガス充てん事業所及び販売事業所等に出入りする車両を対象に「高圧ガス移動車両の自主点検」が高圧ガス移動車両に関わる関係事業所で一斉に実施されました。
この自主点検は当協会の一般ガス部会の呼びかけで、毎年10月中の1週間を点検期間として、各々の事業所に出入りする高圧ガス関係車両の防災資機材等の装備状況を点検するものです。今年は県下41事業所で実施されました。活動に参加された関係事業所にはご協力に感謝致します。
点検結果は下表のとおりですが、点検車両総数581台のうち不備を指摘された車両数は14台、不良車両率は2.4%となり、昨年(8台、1.5%)からは増加した結果となっています。
指導内容は、警戒標不備が9台(サイズ不適8台、警戒標なし1台)、液化ガスの横積み4台、イエローカード不携帯2台、懐中電灯の電池切れ1台でした(2項目不備車両2台あり)。
昨年度も警戒標のサイズ不適3台の指導あり、今回の点検指導で警戒標不備車両は無くなったものと思われますが、今一度確認いただきたい項目です。
全般的には、運送会社や事業所によるの日常点検、自主点検等々が実施されており、事業所・配送員の保安防災意識は高く維持されていると思われます。
なお、高圧ガス移動車両に関わる関係事業所におかれては、移動車両の事故防止はもとより、搭乗者の保護、災害の拡大を最小限にとどめるとの趣旨をご共有いただき、引き続き継続的に自然消耗する電池・検知剤等を含めた日常的な管理、指導をお願いします。
高圧ガス移動車両点検結果
点検実施時期 |
令和6年10月1日 ~ 31日 |
点検実施事業所数 |
41事業所 |
点検車両総数(A) |
581台 |
不良の車両数(B) |
14台 |
不良率(B)/(A) |
2.4% |
以上